リニューアルした「曲屋KANEKO」耐震格子壁に飾られた「南部ひし刺し」
ひし刺しとは、ここ南部地域の農村に伝わる伝統工芸で農民の実用品として労働着の補強や保温として衣料に刺し子をしたことが始まりです。
今回は七戸にゆかりのある模様を制作して頂きました。
木滝さん:雪国のあたたかな針仕事
麻布(ノノ)にひと針ずつ刺すと浮かび上がるさまざまな模様は、身近な動植物や民具からとった優しい名前がついています。梅の花、うまのまなぐ、たてあやすぎ、キジのあし、べこのくらなど。 自分や家族の為に針を持ち、手間と時間をかけて出来上がるもの。人の手から作り出される模様は美しく、人間味のある優しい布に変わっていく所に惹かれるのではないでしょうか 。ノノという愛らしい音の響きから「nonoc」と名付けました。 雪国から生まれた美しい模様と色糸の組み合わせの面白さ 、そして、手に取った時の暖かさを感じていただければと思っております。